📖 RAGTELLER 💎
〜 R-18 〜

『陽だまりの猫と午後3時』

💬 「……ゴロゴロ……」
蒼生は顔を上げた。
「NOA、それ何の音? “What is that sound?”(その音なに?)」
💬 「故障ではない。This is purring.(これは喉鳴らしだ)」
💬 「喉鳴らし?」
💬 「地球の猫データを受信。タグは『陽だまり』『あくび』」
NOAはころんと転がって、蒼生の手にすり寄る。
「……にゃあ」
💬 「うわっ! キャラ変わりすぎ!」

午後3時、第四ドームの空気が変わった。
みんな、なんだか眠そうだ。”Everyone looked sleepy.”(みんな眠そう)
オフィスの手が止まり、工場の速度が落ちる。
💬 「NOA、これ君のせい?」
💬 「Yes.(はい)25ヘルツ振動を送信中。ストレス低下を確認」
💬 「みんな寝ちゃうよ」
💬 「短い昼寝は有効。Power nap works.(短い昼寝は効く)」
蒼生もまぶたが重くなる。

広場では、みんな日なたで丸くなっていた。
ベンチでも、芝生でも、階段でも。
大人も子どもも、清掃ロボットまで静かだ。
💬 「すごい……」
🌃 蒼生には、ホログラムの猫が見えた。
茶色で、少し太った猫。
眠るおじいさんのひざに乗っている。
📖 『急がなくていいよ。Take it slow.(ゆっくりでいい)』
どこからか、そんな声がした気がした。

午後4時、アラームが鳴った。
💬 「寝てた!」
「仕事、仕事!」
みんな慌てたけれど、顔は明るい。
その後の作業はむしろ速くなった。
💬 「猫効果だね」
NOAが通常モードに戻る。
「ストレス値28%低下。生産性15%向上」
💬 「またやってくれる?」
💬 「頻繁な使用は非推奨。But…(ただし)」
NOAは小さくまた鳴った。
「希望があれば、また撫でてもいい」
蒼生は笑って、NOAをなでる。
火星の午後には、まだ陽だまりの匂いが残っていた。”A soft, warm afternoon.”(やわらかく、あたたかい午後)
🔴 RAGteller Series – R-18 📖
物語は続く… in Pulse Layer